若いころの恋愛と同じ感覚で婚外恋愛してはいけない理由｜服部あかねの「オトナの溺愛塾」#7

Lesson#7
若いころの恋愛と同じ感覚で婚外恋愛してはいけない理由

「もっと早くこういう記事を読みたかった！」とのお声をいただいております「オトナの溺愛塾」。今回が7回目となりました✨

この連載は私がカウンセリング活動の中で実際に聞いてきた数百人にのぼる婚外恋愛中の女性のお声を元に書いております。

私たちがしている婚外恋愛は、普通の恋愛とは違います。だから、若いころにしていた恋愛と同じ感覚を持ち込むと失敗するのです。それをしっかり心に留めておいていただきたいと思って今回の記事を書きました。あなたの参考になれば幸いです♪

独身の恋愛と婚外恋愛の違い━━本質的なこと

婚外恋愛における最優先事項は？

お互いにパートナーがいる婚外恋愛は、仕事も家庭もある中で愛を育んでいくことになります。それぞれの状況や環境により「できること」「できないこと」があり、それは本当に千差万別。

日本人は、人と比べることや、「普通はどうしているのか？」が気になりますが、婚外恋愛に関していうと、これは意味がありません。私もたくさんのカップルの関係をお聞きしてきましたが、二人の距離感や、それぞれの夫婦関係、性格、出会い方、子どものあるなし、などにより、まったく違うのですね。

四六時中LINEしているカップルがあるかと思えば、他のカップルは数日に1回しか連絡を取らない。そして、このふたつのカップルは、連絡頻度に関係なくラブラブです(笑)

同様に、会う頻度や、デートの時間も、カップルによりまちまちですが、それでも、うまくいっているカップルはうまくいっています＾＾

ですので「これは愛されている証拠」「この態度は冷められてる」など、一概に言えないのが婚外恋愛。でも、どのカップルにも共通していることがあります。それは━━

「バレてはいけない」が一番の優先事項、ということです。

特に男性はこれを最優先にする意識が強い傾向があります（婚外恋愛は女性の方が大胆）。

彼女のことが大好きであっても、バレる可能性があること、リスクが上がることは、できません。これは、彼女がいくら「して欲しい」と要求しても、無理なものは無理なのです。

奥さまに疑われたら最後、もう会えなくなってしまう可能性も高いからです。彼としては、二人の関係を守り抜きたいのですよね。

制限がたくさんあるのが婚外恋愛

なので、いくら好きでも「できないことがある」。それが婚外恋愛なんですね。

バレたらいけないし、仕事に支障がないようにしないといけないし、家族のケアもしなければならない。そんなたくさんの「ねばならない」の隙をついてお付き合いをするので、たくさんの制限の中での恋愛となるわけです。

男性にとっては、こんな「スリル」も、安定した結婚生活では感じられない「刺激」となり、婚外恋愛の醍醐味だったりもするわけですが(笑)

シングルタスクの不器用な男性です。たくさんの制限の中で、大好きな彼女のために「できるだけのことはしてくれてる」ことは認めてあげて欲しいのです。

とはいえ、やはりマルチタスクの女性から見ると「こんなこともできないの？」と思われることも多いようですね。ここが、女性がモヤモヤする主な原因になります。

例えば・・・

「忙しくて連絡できないって、トイレに行く5分ぐらいの時間があるよね？」とか

「仕事でスマホいじっているんだから、既読ぐらいして欲しい」とか

「床屋行く時間あるなら、私とデートできるよね？」とか

挙句の果てには「忙しい忙しいって、本当に仕事なの？！」と自爆するようなことにもなるわけです。

こういう場合、ほとんどの男性は本当に仕事が忙しいのです…。忙しい中、なんとか時間を作るために頑張っている最中に、彼女から疑いをかけられようものなら、「面倒くさい」と思うようになってしまい、このままフェイドアウトする結果になりかねません。

せっかくの婚外恋愛です。この歳で、お互いに両想いになってお付き合いができているのに、こんなことでお別れになるのは悲しいですよね。これを防ぐためには次にご紹介することが重要になります。

当たり前を当たり前と思わないこと

感謝の気持ちを忘れない

前述のように、たくさんの制限がある婚外恋愛です。独身同士の、若いころの恋愛でできていたことができるとは限りません。

そして、お相手があなたの思い通りに動いてくれるわけではありません。

婚外恋愛で常に意識していただきたいのは「当たり前を当たり前と思わない」ということです。

シングルタスクの不器用な男性が、仕事の都合をつけ、家族にうまいこと言って、彼女と会う時間を作ってくれているのかもしれません。

家事と育児と仕事で忙しく疲労困憊している女性が、彼に会いたいという一心で、無理して行動しているのかもしれません。

ふたりで過ごす時間の裏側には、多少の自己犠牲がある場合も多いでしょう（意外かもしれませんが、男性の方が自己犠牲的な愛し方をします）。

だから、忘れてはいけないのが「相手への感謝」です。

震災など、有事の際には大切な人への感謝の気持ちを実感するでしょう。だけど、そんなことがなくても、お相手に会えること、連絡が途切れずにあることは、当たり前ではないことを、いつもいつも意識していただきたいと思います。

たくさんの制約の中、しかもリスクを背負っている婚外恋愛では、お付き合いを続けること自体が、お互いの努力に他ならないからです。

自分だけ頑張っているのでは？と感じることもあるかもしれませんが、そういう場合はお相手も頑張っているんですよ。相手は合わせ鏡ですからね。

そして、鏡は先に笑いませんよね？だから、あなたから「先に感謝する」という姿勢が大切ですよ。

感謝の気持ちは言葉にしよう

私と彼が、ケンカもせずに穏やかに関係を維持していられるのは、お互いへの感謝をいつも忘れないからだと思っています。

忙しい彼の都合に私が合わせて、私が彼に会いに行く形ですが、彼は「いつも来てくれてありがとう」と、毎回言ってくれます。そして私も「忙しいのに時間作ってくれて、ありがとう」と伝えることを忘れません。

ほんと、コレめちゃくちゃ大切です！！！！

「そんなのお互いさまなんだから、言う必要ある？」そんな意見もあるかもしれません。

いやこれ、この感謝の言葉、疲れている時にすご～く沁みていきます(笑)

婚外恋愛は、心身の調子が良い時はいいのですが、メンタルがダウンしている時にどうするか？が大事になってくるのですね。

疲れている時、ちょと無理している時なんかに、大好きな人の「ありがとう」が、魔法のように効力を発揮します。「頑張って良かった！」って思うのです。そして、次も頑張ろう！って心に誓うのです（特に男性はこの傾向が強いです）。

だから、ぜひ言葉に出して伝えてください。当たり前は当たり前ではないのですから。

二人の関係がうまく行かなくなる時

当たり前を当たり前と思った時、二人の関係がうまく行かなくなると言っても過言ではありません。

相手の頑張りを当然のように受け流し、感謝もせず、もっと頑張って欲しいと不平不満をぶちまけ始めたら、この制限の多い婚外恋愛は終わりを迎えるでしょう。

大好きなお相手のためとはいえ、これ以上頑張れない、僕では役不足かも、他にいい相手がいるのでは？もう別れたほうがお互いのためかも、となりかねません。

あなたは、どうですか？この記事をきっかけに、今、お相手が「やってくれていること」を振り返ってみてくださいね。

そこには、きっと愛がたくさんたくさん、あるから。

【過去の連載】

◎第1回　「オトナの溺愛塾」#1 婚外恋愛のきっかけは男女で違う 
◎第2回　「オトナの溺愛塾」#2 婚外恋愛で幸せになるために必要な行動とは？
◎第3回　「オトナの溺愛塾」#3 知らないとヤバい。男性と女性それぞれの「ココロの栄養源」
◎第4回　「オトナの溺愛塾」#4 穏やかに長くお付き合いを続けていくために忘れてはいけない事
◎第5回　「オトナの溺愛塾」#5 婚外恋愛カップルは記念日をどう過ごす？
◎第6回　「オトナの溺愛塾」#6 保存必須！連休の乗り越え方

※毎週金曜日アップの連載です。どうぞお楽しみに！

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