知らないとヤバい。男性と女性それぞれの「ココロの栄養源」｜服部あかねの「オトナの溺愛塾」#3

女性の栄養は「愛情」と「思いやり」

女性は結果よりもプロセス。「向き合う」姿勢を見せること

前回、女性は「男性からの行動」で愛情を感じるというお話をしましたね。

食事をごちそうしてもらう、デートプランを考えてくれる、プレゼントをしてくれる、どこかに連れて行ってくれる、心配してくれる、関心を持って聞いてくれる、今なにをしているか共有してくれる、好きなものを覚えていてくれる、などなど──。

女性は男性の実際に行動から「私は愛されている」「大切にされている」と実感するのです。

加えて、「好きだよ」「大切にするよ」という言葉での愛情表現も欠かせません。

男性の特性として、言葉での愛情表現が苦手なことが挙げられますが、ここを照れずにさらっとできる人は、やはりモテますね。

でも女性は、言葉と行動がチグハグだったりするとすぐに見破りますので、実際に行動でも愛情を表現しないと、わかってもらえません。

一部の男性はめんどうだと感じるかもしれませんが、お付き合いしている女性のケアをちゃんとし続けないと、あっという間に愛想をつかされますので、そこは努力しましょう。

さて、お付き合いしている女性のケアって、何をしたらいいのか？

例えば、彼女から「もっと連絡をマメに欲しいな。せめて朝のおはようと夜のおやすみが欲しい」と言われたとします。

これ、男性によっては、できる人とできない人がいますよね？

なんとかできそうな人はいいのですが、「LINEやメールが苦手」という男性は、朝晩なんて本当に無理！って思いますよね(笑)

できないことをできるとは言えませんから「それはできない。無理」とか、彼女に伝えてしまったりしますよね。でもこれは、実は一番やってはいけないことです。

どこが間違えているか？というと…

彼女の要望に対して、向き合う姿勢を見せていないこと。これが大きなミスです。

女性は、彼に対して要望を伝えるのって、すごくハードルが高いのです。

特に婚外恋愛に足を踏み入れる女性は、結婚生活でたくさん傷ついてきて、要望を伝えて拒否されることが、とても怖くなっています。だけど、勇気を出して伝えているのです。

それに対して男性が、向き合う姿勢を見せずに「できない無理」では、女性は傷つき、どんどん不安になっていってしまいます。

「できない」で一蹴せずに、「朝晩は家族と一緒だから無理だけど、平日の帰宅途中ならできるかも」とか、あなたの状況を説明して、話し合うことが大切なのです。

そう、結果「できない」としても、彼女の要望に向き合う姿勢を見せることが大切。

これが「結果よりもプロセスを重んじる」女性の心理なのです。

プロセスを大事にするだけで、女性は「大切にされている」という実感を得ることができるのです

女性は、愛とおもいやりがないと枯れてしまう

女性が「あなたに大切にされていると思える」ようにすることが、女性への「おもいやり」です。

お互いに仕事や家庭がある中でする婚外恋愛です。なかなか会えない、連絡もままならないということもあるでしょう。

だからこそ、男性が女性を不安にさせない「おもいやり」を見せることが大切になります。

脳のシステムによるため仕方がないのですが、女性は思考がネガティブに傾きやすい生きものです。

仕事が忙しい時期に大切な彼女への連絡を怠り、放置している間に彼女の不安が膨らみ、自爆LINEでお別れになるなんていうのは、本当によく聞くお話でして…。

たった２～３日、と思うかもしれませんが、待っている女性にとっては２～３日の未読無視でも別れを決意するには十分なのです。

しかも、女性もちゃんと「忙しいのはわかるけど、心配だから、せめて既読して欲しい」と、要望を伝えていたりするんだったら、なおさらです。

シングルタスクの男性には、これがなかなかハードルが高いという事は、百も承知しています。なので、前述のように、できるできないよりも、彼女に向き合う姿勢を見せて欲しいのです。

女性は愛とおもいやりの生き物です。愛とおもいやりという「水」を注がないと、枯れてしまいます。

婚外恋愛に足を踏み入れる女性は、それ以前の結婚生活ですでに心が枯れつくしている場合が多いです。旦那だけでなく彼からも「愛情とおもいやりが得られない」と感じると、「私は大切にされていない」「私は愛されない」という深い傷を負ってしまいます。

これが男性への不信感となり、その傷はことあるごとに痛んで、立ち直れなくなります。

殿方へのお願いです。

マッチングサイトでのせっかくのご縁。お付き合いすることになった彼女へはぜひ、愛とおもいやりを忘れずにいてくださいませ。

男性はプライドの生き物

踏んではいけない「男の地雷」

次は男性サイドから女性へのお願いをしますね＾＾

女性が愛とおもいやりの生き物だとしたら、男性はプライドの生き物です。

なので、踏んではいけない「男性の地雷」というものがございます。

年収、身長、学歴、あたりは有名かと思います。

ここについて自信を持っている人はいいのですが、どんなことにも上には上がいるので、本人が言わない限りは触れないでいるのが無難でしょう。

もちろん、女性の「自爆」と呼ばれる「感情をぶつける行為」も地雷です。

ガマンにガマンをため込み、ある日突然感情を爆発されるほど、男性にとって迷惑なことはありません。

その他、女性が無意識に踏んでしまっている男性の地雷としては…

本人が大切にしているものをディスる。趣味に理解を示さない。家族や友人を悪く言う。など。

そして、女性が意外とやってしまっている「地雷踏み」は、彼の「やってあげようか」という「善意の申し出を拒否」すること。

気の利くできるオンナほど、これやりがちですから気を付けてください。

男性にはヒーロー願望があり、大好きな彼女の役に立って感謝されたいという想いがあります(笑)

男性の「やってあげようか」は素直に受け取ってください。そのほうが、男性は嬉しいのです。

気遣い女性は、手間をかけて申し訳ないとか、自分でやったほうが早いとか、思っちゃうでしょう？それ、いりませんから。やってもらった代わりに何かしてあげようとか、ごちそうしてもらったから、次は私が払うとか思わなくって大丈夫です。

「ありがとう♪」と素直なお礼の言葉とびっきりの笑顔を彼に送っておけば、もうそれで充分なのですよ＾＾

逆に、女性がその好意を素直に受け取ってくれて、彼に活躍の場を与えてあげることで、彼はヒーローとなり、満たされるわけです。

地雷を踏み続けたらどうなる？

例えば、「善意の申し出の拒否」を続けると、彼はヒーローとして活躍する場を失い、自分が役立たずのような気がしてしまいます。そして「がんばる」ということを、しなくなります（あなたの旦那さまが、生き見本ではないですか？）。

がんばることをやめた男性は、あなたのために何かをしてあげることで満たされることはなくなり、どんどん自分勝手になっていったり、冷ややかな態度になっていきます。

これは、女性が「踏んではいけない男性の地雷」を踏み続けた結果なのです。

男性は我慢強い生きもの。一度や二度、地雷を踏まれたぐらいはまだ大丈夫なんです。でも長期に渡って、何度も何度も地雷を踏まれると、さすがの彼も気持ちが冷めてしまうので、気を付けましょうね。

このように、男性と女性では、「ココロの栄養源」が違いますので、それをちゃんと知ること。そしてそれを自分事としてとらえて、きちんと実践していくことが、穏やかなお付き合いのためには大切です。

【過去の連載】

◎第1回　「オトナの溺愛塾」#1 婚外恋愛のきっかけは男女で違う 
◎第2回　「オトナの溺愛塾」#2 婚外恋愛で幸せになるために必要な行動とは？

※毎週金曜日アップの連載です。どうぞお楽しみに！

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