【産後クライシス】夫が嫌いになる妻が急増!その理由と対処法を解説

夫婦関係
ゆり

 夫が子どものお世話を全然してくれない! 

さとし

 子どもを産んでから妻がずっと不機嫌だな…… 

 

ライターのまめです。

産後、慣れない子育てがいきなりスタートしてしまうため、環境や生活リズムの変化にとまどってしまう女性が多いでしょう。

そんな中、夫に対する感情が変化して、妻が夫を嫌いになるケースが増加しています。

このように、産後数年の間に急激に夫婦仲に亀裂が生じてしまうことを「産後クライシス」と呼びます。2012年にNHKの朝の情報番組「あさイチ」で紹介され、社会的な認知が広がりました。

 

産後クライシスは、多くの夫婦にとって深刻な問題です。

解決できない場合は「離婚」という最悪の結末を迎えるケースもあり得るので、早急に対処するべきです。

今回は、産後クライシスになってしまう理由と、その対処法についてお伝えします。

 

3組に1組のカップルが産後クライシスを経験


(出典)ゼクシィBaby https://zexybaby.zexy.net/article/contents/0177/

 

リクルートが運営する、妊娠・出産・育児に関する情報を提供している「ゼクシィBaby」に登録している、0カ月〜2歳までの子どもを持つママ4,277人に「産後クライシス」についてアンケートを行った結果です。

約35%の人が「産後クライシスを経験した」と回答しており、3組に1組のカップルが産後の夫婦仲がうまくいかず、辛い経験をされていることがわかりました。

 


(出典)ベネッセ:「産後クライシス(危機)」で夫婦に何がおこる?!

 

上のグラフは、ベネッセ次世代育成研究所が288組の妊娠中のカップルを4年間追跡調査した結果です。「夫を愛している」と感じる割合が女性で急減し、産後たった1年で半分以下になっています。このような現象は、なぜ起こるのでしょうか。

 

産後クライシスが起こってしまう要因は、出産後の生活の変化や育児の負担、女性のホルモンバランスの変化などが、複合的に影響します。

今回は以下の5つの理由ついて、それぞれ詳しく解説いたします。

  • 女性のホルモンバランスが乱れるから
  • 夫の生活スタイルが変わらないから
  • 世間から取り残されて寂しいと感じるから
  • 夫婦のコミュニケーションが少なくなるから
  • セックスレスになってしまうから

 

理由①女性のホルモンバランスが乱れるから

出産後、女性の体内では妊娠中に急激に増加したホルモンの分泌が急激に減少し、その影響でホルモンバランスが大きく乱れます。


(出典) kosodate LIFE(子育てライフ) (epark.jp)

 

ホルモンバランスの変化は、睡眠障害やイライラ、情緒不安定、心理的な不安感、抑うつなどを引き起こし、女性の心理的な健康に悪い影響を与えることもあるのです。

これにより、妻が夫に対して不満や嫌悪感を抱く要因となります。

 

理由②夫の生活スタイルが変わらないから

一般的に、産後の妻は仕事を休職したり、育児休暇を取ったりして育児や家事に専念します。

一方、夫は妻の産前産後も何も変わらず仕事をして、通常通りの生活スタイルを維持するケースがほとんどですよね。

 

「仕事だから!」といって飲み会に行くこともあるでしょう。

妻も、「自分と子どものために働いてくれているのだから。」とあまり強く責めることもできないものです。

「仕方がないこと。」と女性が家庭内の負担を一人で背負い続けると、それは夫婦関係に影響を与えてしまいます。

 

妻が家事も子育ても全てしてくれるからといって、それに甘え、夫が家事や育児に貢献しないのは大きな問題です。

妻がストレスを抱える一方で、夫は家事育児を手伝わないでいると、夫婦間で不満や対立が生じて、産後クライシスが深刻化してしまいます。

 

理由③世間から取り残されて寂しいと感じるから

妻は育児や家事に多くの時間とエネルギーを費やすため、社会との接触が限られてしまいます。

周囲の友人や同僚は仕事や日常生活を続けていることを想像すると、孤独を感じて、寂しい気持ちになるものです。

 

出産前は、友人とランチしたり、買い物に行ったりしていたのに、子どもがいることで自身の行動が制限されてしまいます。

この状況が長く続くと、ストレスを発散する機会が減り、精神的な不安や、寂しさが増してしまいます。

 

理由④夫婦のコミュニケーションが少なくなるから

新生児の世話や育児の責任が増える中、夫婦の時間やエネルギーは育児や家事に取られがちです。

 

まとまった睡眠が取れない中、空いた時間は昼寝やリラックスするために使いたいと感じる女性が多いのは仕方のないことです。

そうすると、夫とのコミュニケーションの優先順位が低くなってしまいます

 

また、夫も育児や仕事に忙殺される中で、夫婦間の時間をおざなりにしてしまうことがあるでしょう。

このようなことが原因で、夫婦の間でコミュニケーションが減少し、関係が希薄になることがあります。

 

理由⑤セックスレスになってしまうから

産後クライシスにおける重要な要因の一つが、夫婦の間でのセックスレス状態に陥ることです。

出産後、女性の身体的・精神的な変化や育児の負担増加により、性的関心や欲求が低下することがあります。

夫側も、慣れない育児で毎日疲れている妻を誘うことに、躊躇してしまうこともあるでしょう。

 

気がついたら、夫婦のセックスの頻度が減少していて、セックスレスの状態になってしまっていた!という人も少なくないはずです。

筆者も夫とは、長期のセックスレス状態ですが、その原因は出産でした。

 

 


(出典)夫婦のセックスレスに関する実態調査 第4報(2024年、レゾンデートル株式会社)

 

セックスレスが続くと、夫婦の関係にさまざまな影響が及びます。

スキンシップやコミュニケーションの不足は、お互いの愛情が伝わりづらくなり、夫婦の絆が弱まってしまう可能性があります。

また、性的な欲求を満たせないとストレスが増大し、夫婦関係に亀裂が生じる原因になり得ます。

 

産後クライシスを乗り越えるための対処法

産後クライシスは多くの夫婦にとって深刻な問題ですが、適切な対処法を取ることで乗り越えることができます。

産後クライシスは誰にでも起こり得る問題です。

子どもがいない人や、一人目の出産では産後クライシスにならなかったという人も、対処法を頭に入れておくと万が一に備えられますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

 

対処法①一人の時間を確保する

一人の時間を持つことは、ストレスを軽減し、心身のリフレッシュにつながります。

この時間を使って趣味に没頭したり、リラックスしたりすることで、心の余裕を取り戻し、ストレスを解消することができます

 

パートナーに子どもの世話を任せて、自分の時間を作ることが重要です。

普段、メインで育児を担当しない夫に任せることで、その大変さを、身をもって感じてもらえるのではないでしょうか。

 

散歩したり、友人と会ったりすることで、新鮮な空気を吸い込み、気分をリフレッシュさせてくださいね。

妻が一人の時間を確保することは、家族全体の幸せにつながるはずです。

 

対処法②カウンセリングを受ける

カウンセリングを受けて専門家と対話することで、自分の感情を整理し、どのように問題を解決すれば良いかのヒントを得ることができます。

カウンセラーは、あなたが抱えるストレスに耳を傾けて、客観的な視点の意見を提供してくれるため、安心して感情を出せるでしょう。

 

また、カウンセリングを受けると自己認識を高められるので、心身の健康を回復させるのに非常に有効といえます。

 

対処法③子育てを人に頼ってみる

子育ては人に評価をされるわけでもなく、毎日やって当たり前だと思われていますが、困難の連続です。

一人で全てやろうとすると、ストレスが溜まってしまいますよね。

ですので、夫や両親などの信頼できる人に助けを求めることは甘えではありません

 

他の人に子どもの世話を頼むことで、自分の時間を作ることができます。

子どもと距離をとることで、冷静に自分や夫のことを見つめ直せますので、夫婦にとっても良い機会となるでしょう。

 

夫の仕事が忙しくて頼れない人や、実家が近くない場合は、家事代行やベビーシッターのサービスを利用するのも一つの手段です。

自分の子どもだからといって、他人に子育てを頼ることは悪いことではありません。

自分と家族を守るためだと考えて、罪悪感を持たないようにしてくださいね。

 

対処法④本音をパートナーに伝える

夫婦間でコミュニケーションが減少してしまうと、お互いの気持ちや思いが、うまく伝わらないことがあります。

時には、お互いの気持ちを取り違えて、誤解していることもあるかもしれません。

 

まず、自分の気持ちや感情をしっかりと整理し、何を伝えたいのかを明確にしましょう。

次に、適切なタイミングや場所を選んで、落ち着いてパートナーに本音を伝えます

その際には、相手の意見や感情にも十分に耳を傾けることが大切です。

相手に反発するのではなく、理解や共感を示すことで、お互いに建設的なコミュニケーションが取れるはずです。

 

産後クライシスで離婚を検討する前に

産後クライシスは、解決がとても難しいとされていて、本来の夫婦の関係性を取り戻すのに数年はかかるといわれています。

本当は二人目、三人目と子どもが欲しかったのに、産後クライシスがあまりにも辛くて、妊娠出産を諦めたという人もいますし、お互いが「産後クライシス」を乗り越えられず、酷い場合は、離婚をしてしまうというケースも。

 

今回の記事内では、産後クライシスの対処法をお伝えしましたが、さまざまな事情でこれらの対処法が役に立たないこともあるかと思います。

例えば、夫の仕事の都合で地元や実家から遠く離れた場所で子育てをしている場合には、人に頼ること自体が難しいでしょう。

また、カウンセリングや家事代行を利用する際には費用がかかってしまいます。

子育て中は何かと出費も多く、女性は自分のためにお金を使うのを、ためらってしまうこともあるかと思います。

 

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産後クライシスで夫婦の関係が悪化しすぎる前に、さまざまな手段を試してみることが大切です。

 

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