オープンマリッジのススメ?[前編]
ヒールメイトマガジン編集部です。
今回はゲスト寄稿。いま話題のオープンマリッジを実践し、その体験をクリエイタープラットフォーム「note」に綴る、「オープンなアラフォー母さん」さんにご登場いただきます。
2022年7月「オープンな関係に挑戦してみることにした」という短い記事で彗星のように登場した母さんさん。そこからリアルタイムにマッチングアプリで出会った男性の事、元ご主人やお子さんとのユニークな家族関係などをつぶさに書いた記事を不定期投稿しはじめます。
ふんわりと優しくも、ユーモアのある文章で、隠した爪(知性)もときどき光り、読む人を惹き付けてやみません。
アイコンも作らないなど、「多くの人に読んでもらおう感」を全く感じない母さんさんですが、徐々に人気に火が付き、今ではnoteの既婚者界隈には不可欠な存在です。
婚外恋愛する人なら、一度はオープンマリッジを考えたことがあるでしょう。
オープンにできれば様々な問題がクリアされます。
今回、実践者の母さんさんに、どんな経緯でオープンな関係を始めたか?ご主人との話し合いは?お子さんへの説明は?オープンな関係を続けてみての本音は?──などを書いていただきました。
こんなリアルな話は、他では読めません。
オープンマリッジに興味ある方もそうでない方も、ぜひご覧ください。
夫婦関係や家族の形についていろいろ考えさせられます(笑いもあり)。
前編・後編の全2回です。
オープンな関係に挑戦しているアラフォー母さんです。
バツ2、子持ち。
共同養育のために元夫と同居してます。
恋愛相手を探してます。
ワイン、お酒、旅行とマンガが好きです。
2年前、こんなプロフィールで人生初のマッチングアプリに挑戦してみました。
その結果、
1年で14人の男性とデートして
5人セフレができて
最後に1人、既婚者の彼氏が出来ました。
その彼と
お互いのパートナー了解のもと、交際を続けています。
そう、オープンマリッジ(open marriage)です。
今回はそんな私の体験談を読んで頂けたら嬉しいです。
そもそもオープンマリッジって何?
さて、オープンオープンって言ってるけど何を開くのか、と思われたそこの貴方。
開くのは、股です。
いや、
それも開くけど。
正確には、
「関係」です。
結婚という2人の間でしか「セックスしません」と決めたクローズドな「契約関係」を「開く」事、
つまり、
離婚はせず、結婚したまま、配偶者の合意のもと、他の人とセックスする、
それがオープンマリッジと、私は捉えています。
(私は元夫と籍は戻していないので正確にはオープンリレーションシップopen relationshipと言いますが。)
そんなの……
最高かよ?
そう思いませんか。
離婚すればいいじゃん?──オープンな論理
結婚していると数々のメリットがあります。
- 年取った時の茶飲み友達、兼、介護要員確保
- 子供の成長を共に分かち合う温かな時間
- 変化の激しい時代に必要な経済的リスク回避と精神的安定
- 「え、結婚してないの?」という同調圧力からの回避
それらを手放さずに
忘れてたあのときめき、
遠い日の花火を、
また手に入れる事が出来てしまうわけです。
そもそも一夫一婦制の結婚って、
寿命がせいぜい50年位だった遠い昔に始まった、家と土地を自分の子孫に確実に残す為の制度らしいのです。
でも今はその倍、100年生きて、家制度も無い時代。
昔はせいぜい30年の結婚生活なので、配偶者と問題があっても何とか耐えられたかもしれません。
でも、50年なら?
お互いの好みも、取り巻く環境も、何だったら社会も人格も変わってしまっても仕方のない長い期間、
たった一人の相手に、親友/子育てのパートナー/ロマンスとセックスの相手を全て求めるのは難しくて当然、
という意見もあります。
オープンマリッジはそんな今の時代に合った結婚の新しい形、なのかもしれません。
ええ、決して夫婦として向き合う努力を諦めた負け犬の遠吠えではありませんよ?
ウチがオープンマリッジになったワケ
うちのきっかけは、まあよくある話。
レスです。
でも元夫の事は家族として愛しているし、人生を共にしてきた戦友で親友。
仲も良いし、子育てのパートナーとしては素晴らしい人。
何年も迷った末に離婚をしましたが
私も彼も子供が好きすぎて、離婚のせいで子供との時間が半分になるのは耐えられなかった。
せめて子供が小さいうちだけでも成長を一緒に分かち合って行きたいということは同意しました。
私達は「夫婦」としては幸せじゃないけれど
「家族」としては幸せだったのです。
そこでまず選んだのが「共同養育」。
私達の形は、
離婚したから、どちらか一方が養育して、もう一方は養育費、子供との時間は半分こ
ではなく
離婚しても二人で今までと同じ様に養育する、というものです。
私はその後共同養育に賛成してくれた方と一度再婚もしましたが、両立はやはり難しく、すぐに離婚。
元夫ががっつり私の人生に存在しているうちは
普通の再婚はハードルが高いという事を痛感しました。
そこで考えたのがオープンマリッジでした。
「元夫との家庭を壊さない」という前提のオープンな関係なら誰か見つかるのだろうか。
そうやって手探りで始めたのでした。
オープンマリッジの始め方は?
「いやいやいや、オープンマリッジは分かるけど、ハードル高いわ〜。」
とおっしゃる方は多いのではないでしょうか。
…ですよね。
実際、人に話すと大抵は
「ウチもレスだけど、それは無理だわー」
って言われます。
ちなみにマッチングアプリでトータル14人の男性とデートした中で、5人がオープンマリッジ挑戦中の人でしたが、
やはり、
パートナーが内心イヤそう、
とか、
もう止めたいと言われてる、
という方々がいらっしゃいました。
うちの始め方は既に離婚してからのオープン開始なので、あまり参考にならないかもしれませんが……
まず、原因であるレスに関しては、セクシー下着からアロマ、バイアグラ、カウンセリングまで、色々トライしました。
でもお互いしんどかった。
二度目の離婚の後、共同養育を続けるなら元サヤに戻るか話し合いました。
私は、
もう一度夫婦として続けるなら、やはり男女としての関係が欲しい、と伝えました。
けれど元夫の回答は、
夫婦として続けたいけれど男女としての関係は難しい、というものでした。
お互いが結婚に求めるものが、絶望的に合わない事を再確認したのです。
2人の求めるものが違うとき──妥結提案
夫婦とはいえ他人。
求めるものが違うのは仕方ない。
どちらが悪いのでもない。
なんとかそこを擦り合わせられないか散々頑張ってきた。
でももう疲れた。
「夫婦」という形を保つ為にまた我慢するのはもうイヤだ。
この先長い人生、2人とも不幸せで良いのか。
子供の為と言いながら、不幸せな親の姿を見せて育てるのが本当に良い事なのか。
ならば、私の求める「男女の関係」の部分はアウトソーシングして、
貴方の求める「家族の関係」はキープする事で妥協点を見出だせないか。
そう提案しました。
そして、
- 基本は結婚しているのと全く同じように同居を続け、夫婦として、親としての役割は怠らず、家族としてお互いを慈しみ支え続ける事
- お互いがそれぞれ希望するとき、リアルに会ってセックスもする、いわゆる「推し」を持ち、ときどき「推し活」に出かける自由を持つ事
- いずれお互い「推し」に本気になる可能性もないとは言えないけれど、子供が小さいうちは絶対そのフェーズには踏み込まない事
などを条件として挙げたのです。
正解よりも幸せを──根負け
すると、元夫は賛同しました。
こうして、お互いがラクになる事を選んだのです。
要はもう疲れたんですかね(笑)
これが正解かは分かりません。
でも、正解より、幸せを選びました。
と言う訳で、私のオープンマリッジの始め方は、
できる限りの事をやって相手を疲労困憊させて思考能力を奪った上で
アウトソーシングしか道はないと理詰め
でしたー(笑)
※次回の「後編」に続きます。お楽しみに。
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