既婚者の「真面目な出会い」はどこで見つける?[後編]|SNS・マッチングアプリ・出会い系サイト

既婚者の出会い

[前編]に続き、「既婚者の出会いの場」事情について、筆者の経験も交えながら、書いていきたいと思います。

結婚後、ある程度の時間が経つと、「刺激」が欲しくなったり、「もう一度、昔のような恋がしたい」「誰かに大切に思われたい」という気持ちが強くなったりすることがあるでしょう。

では、相手をどこで見つければよいでしょうか。これはなかなか難しいものです。

特に、「真面目で上質な出会い」を探すのが難しい──。

[前編]では、職場や趣味の場、相席系、既婚者合コンなどの「リアルの場」を紹介してきました。今回の[後編]では、インターネットを利用する各種サービスを紹介していきます。

 

「マッチング」と「出会い系」の違い

各種サービスについて紹介する前に、まず基本的なことがらを。主に男女の出会いの仲介を目的としたインターネットサービスは、「マッチング」と「出会い系」に分かれます。「婚活」は、「マッチング」に含まれます。

「マッチング」と「出会い系」の違いに定義はありません。両者は基本的には同じものです。ではなぜ呼び方に違いがあるか、説明しましょう。

■出会い系とは

出会い系は、インターネットを通じた男女の出会いを仲介するサービスの総称です。掲示板でメールアドレスなどの連絡先を交換するサイトが元々の発祥でした。

出会い系も、最初は純粋な出会いを求める男女も多かったのですが、1990年代くらいから次第に援助交際の舞台になりました。当時は本人確認などのシステムもなかったので、荒れ放題。サクラを使って詐欺行為を働く業者なども横行したため、出会い系のイメージは、かなり悪くなりました。

■マッチングとは

「マッチング」は、出会い系のネガティブなイメージとは一線を画すサービスであることをアピールするために生まれた呼び名です。

もともとアメリカでは「出会い系」を「マッチング」と呼んでいたため、それを移入した形です。今や世界的企業となった「Match.com」(マッチ・ドットコム)などは、誕生当初から「マッチングサービス」を自称してきました。

■出会い系とマッチングの違い

簡単にまとめると、本人確認や業者の排除などのシステムがある程度、整っていて、比較的安全に利用できそうなサービスを「マッチング」、そうとは言えないサービスを運営者の自称とは無関係に「出会い系」と括ることが多いです。完全に印象ですね。

出会いの純粋さは、分類に関係ありません。パパ活目的のサービスも、システムがしっかりしたものは「マッチング」と呼ぶことが多いです。

■アプリとサイトの違い

補足として、「アプリ」と「サイト」の違いを説明しましょう。

アプリはアプリケーションの略で、独自のソフトウェアをスマートフォンやパソコンにダウンロードして利用するサービス。サイトは、Google Chrome(グーグル・クローム)やSafari(サファリ)などのWebブラウザを使って利用するサービスの違いです。

このマガジンを運営元が提供する Healmate(ヒールメイト)は、システムが整っていて安心して利用でき、Webブラウザで使用するタイプですから「マッチングサイト」になります。サイトタイプは、ダウンロードせずにPCやスマホなど、どのデバイスでも利用できるので便利です。

 

既婚者の「出会いの場」の種類と特徴|インターネット上の場

既婚者の出会いの場としても利用されるインターネット上の各種サービスについて、筆者の見聞も交えながら、書いてみたいと思います。

SNS(ソーシャル・ネットワークサービス)

■Facebook(フェイスブック)

筆者の知人(既婚男性)には、家族や友人とも繋がっている Facebook(フェイスブック)で既婚者女性と出会って交際したという強者がいますが、特殊事例ですね。Facebookのようなリアルの人間関係も反映しているような SNSで出会いを求める人はいないでしょう。

■mixi(ミクシィ)・ジモティ

匿名では、mixi(ミクシィ)の既婚者コミュニティを通じた出会いは、今でも多いです。既婚者オフ会が、しょっちゅう開催されています。ただし、ちょっとチャラいグループが多い印象です。ジモティの掲示板を通じた出会いなどもありますが、こちらもヤンチャ系・ギャル系が多いですし、地元というリスクが伴います。

■Twitter(ツイッター)

Twitter(ツイッター)の裏アカウント(裏垢)で出会いを求める人もいますが、やめましょう。人妻アカウントも多く、フォロワーと会ったりすることもあるようですが、多くは数千人のフォロワーから厳選される狭き門。年下の独身イケメンが選ばれることが多いです。

男性の既婚者アカウントで人気なのは、バブリーな中年紳士、30代イケメン男子などですが、こちらも年下狙いが多いです。

どちらにせよ、Twitterの出会いは性的関係がメインで、真面目で上質な出会いとは程遠いです。

出会い系サイト・アプリ

実名を出すのは控えますが、前述したように出会い系の最初が「メールアドレス交換の掲示板」で「パソコンを利用するサービス」という歴史を引きずってか、「〇〇メール」「PC〇〇」という名前のサイト・アプリが多いです。出会い系にはネガティブなイメージが付きまといますが、その理由については、先ほど説明した通りです。

■出会い系の実態

「○○メール」「PC〇〇」のなかにも、優良な出会い系サイト・アプリはあります。筆者も実際に、既婚者女性と出会ったことがあり、想定外の清楚系美人で驚いた経験があります。ただし、辟易するほど、業者が多いです。

業者とは、相手を誘い出し、売春やキャバクラ、ホストクラブに誘導したり、LINEアカウントやメールアドレスその他の個人情報を騙し取ったり、クレジットカード番号や銀行口座、暗証番号などを盗み取るフィッシングサイトに誘導したり、詐欺的な投資に勧誘したりする悪徳アカウントです。

業者の背後に元締めがいて、かなり大規模に組織的に行われているケースがあります。中国系など海外の業者も多いです。気を付けてください。

■悪質な出会い系

出会い系アプリ・サイトは、運営元が悪質な例も多いです。業者だけではなく、サクラが多かったり、なかには相手とメールをやり取りする度に料金が発生するシステムにして、サクラと裏で結託していたりするケースもあります。

なお、出会い系に限らず、「インターネット異性紹介事業 届出済」だから安心と謳う例が多いですが、これは運営事業者が所在地の警察署に届出を受理されたというだけで、今ではほとんどの同種のサービスが届出を済ませていますから、安心の材料にはなりません。

■出会い系に「真面目で上質な出会い」はあるか

いずれにせよ、出会い系アプリ・サイトで既婚者に出会えない訳ではないですが、手間がかかりますし、危険も多いです。特に「真面目で上質な出会い」は難しいのが現状でしょう。

恋活・婚活用マッチングアプリ(恋活アプリ・婚活アプリ)

ペアーズ、タップル、Omiai(オミアイ)、マリッシュ、Dine(ダイン)、Match(マッチドットコム)などの恋活・婚活用マッチングアプリは、既婚者の加入はできません。独身証明書の提出は任意のアプリが多く、偽ることは可能ですが、それで出会ったとしてもろくな結果にならないのでやめましょう。

■既婚者の利用とトラブル

10年ほど前までは、遊び目的の既婚者(ほとんどが男性)がとても多く登録していて、様々なトラブルを引き起こしていました。たくさんの女性が被害に遭い、慰謝料請求や民事裁判などに繋がったケースも多いです。女性が相手の配偶者や勤務先に通報して、家庭崩壊を招いたり、社会的信用を失ったりするケースもたくさんありました。妊娠した相手の女性を殺害するという事件も起こりました。

このような経緯から、現在は恋活・婚活マッチングアプリに偽って登録する既婚者への目が非常に厳しくなっています。既婚者を見抜く方法なども、ネット上にあふれています。裁判例も非常に多く蓄積されていて、対応する弁護士も増えています。慰謝料が数百万円に至るケースもありますから、絶対にやめましょう。偽って交際しても楽しくありません。

■ Tinder(ティンダー)

Tinder(ティンダー)は、世界的なマッチングアプリです。恋人探しが中心なので、ここで紹介しましたが、実はTinderは利用目的を限定しておらず、既婚者が登録することも可能で、実際に多数の既婚者が利用して、様々な目的で相手を探しています。

Tinderの特徴は、手軽さです。写真と非常に短い自己PRの文章から、カードをめくるように相手を探していきます。今、自分がいる場所の近くにいる人、今日会える人などを簡単に探し出すことができます。マッチングしたら、メッセージのやりとりはそこそこにして、すぐに会うのが文化です。

いわば、Tinderはストリートナンパのようなもの。相手の人間性より、見た目と感性重視です。実際に出会いはありますが、真面目で上質な出会いはあまり期待できません。すごく「軽い」のです。

既婚者専用マッチングアプリ・サイト

既婚者しか登録できない既婚者専用マッチングアプリ・サイトが、今、人気です。代表的なところでは、Afternoon.(アフタヌーン)、既婚者クラブ、Cuddle(カドル)、Sepa(セパ)、このマガジンの発行元が運営するHealmate(ヒールメイト)などがあります。

■既婚者専用のメリット

既婚者OKの出会い系や Tinderなどですと、独身の知人に見つかる可能性がありますが、既婚者限定なら、同じ秘密を持つもの同士にしか見られませんから、安心です。また、配偶者以外のパートナーを探すのは、以前は男性ばかりでしたが、近年は女性も多くなってきたというのも、このようなタイプのマッチングアプリ・サイトが誕生し、盛況となっている理由でしょう。

■様々な既婚者専用マッチングアプリ・サイトの特徴

日本で既婚者をメインターゲットにしたマッチングサービスを始めて、最初に成功したのは 2018年誕生のSepa(セパ)です。不倫を目的にすると広告など様々な規制に引っかかりますし、友達探しですと焦点がぼやけます。Sepa(セパ)は、セカンドパートナー(第二の相手)探しを謳ったのが画期的でした。筆者も利用した経験があります。

ただしその後、Sepa(セパ)は運営元が不明瞭な点、システム上の不備などに対するバッシングを受けて、低調になっていきました。

その他の既婚者専用マッチングアプリ・サイトは、ここ数年に新たに登場したものばかりです。既婚者クラブは2019年、Afternoon.(アフタヌーン)は2020年、Cuddle(カドル)は2022年2月にサービス開始、Healmateヒールメイトが一番新しく、2022年6月1日に誕生したばかりです。

既婚者クラブは一番会員数が多く、幅広い年齢層がいます。ただし、料金が少し高め。Afternoon.(アフタヌーン)は二番目に会員数が多く、年齢層が少し高めで50代が中心層。Cuddle(カドル)は30代・40代の若い層が中心ですが、Tinderと同じシステムで、少し軽めという特徴があります。

■Healmate(ヒールメイト)の特徴

一番、後発の Healmateヒールメイトの売りは、「真面目で上質な出会い」です。既婚者同士で「真面目」は矛盾していると、筆者の知人が笑いながら言っていましたが、矛盾上等、「もう一度、昔のような恋がしたい」「誰かに大切に思われたい」と思う既婚者なら、分かるはずです。軽い出会いは、要りません。Healは「癒し」という意味。互いに癒しとなるような真剣に想い合える関係、心で繋がる関係が欲しいのです。

実は、Healmate(ヒールメイト)の発案者は、他の既婚者専用マッチングアプリ・サイトを利用して幻滅した女性です。というのも、女性と軽く遊びたいと考える男性がとても多かったとのこと。この辺の事情は恋愛情報メディア LoveMA(ラブマ)の記事「Healmate(ヒールメイト)とは?既婚者のためのマッチングサイトを紹介!」が取り上げているので、お読みください。

 

「遊び」ではない、真面目で上質な出会いを求める既婚者の方は、ぜひ既婚者専用マッチングアプリ・サイトの Healmateヒールメイトを選んでください。おすすめです。登録方法、料金などは以下のバナーをクリックしてくださいね。

※Healmate(ヒールメイト)、Sepa(セパ)以外の画像はO-DANのフリー素材です。

 

▼執筆:ウラノ
healmate magazinの外部ライター。既婚者の出会い、マッチング系、出会い系に、それなりに詳しいです。今後、既婚者同士の出会いの方法、体験談、既婚者同士がうまく行くコツ、既婚者同士の出会いで起こりがちなトラブルや実際に起こった事件例など、既婚者の出会い界隈のことを書いていきます。ある程度の限界はありますが、なるべく忌憚なく、ダメなものはダメ、良いものは良い(他社サービスであっても)と、正直に書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
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